介護をされる高齢者の多くが、自分の思うように身体が動かず、ストレスを抱えているものです。中には「誰の役にも立てていない」と自己嫌悪に陥り、落ち込みやすくなる人もいます。
そのため介護をする立場の人は、高齢者の心に寄り添い、相手の尊厳を守るような対応をすることが大切です。たとえ身体が動かず介助が必要な状態になったとしても、誰かの為に動くことができなくなったとしても、唯一無二の一人の人間として価値ある存在であることを実感してもらう必要があります。
もし、心が落ち込みがちな高齢者と出会った場合は、こまめに声掛けをするようにしましょう。互いに会話を楽しめるようになれば、高齢者にも笑顔が戻ってくるはずです。